・離婚前のA子さん
夫は仕事が忙しいといって1年ほど前から深夜に帰宅するようになり、以前は無かった休日出勤も増えた。
夫の浮気を疑っていたA子さんはある日夫の車から「夫と若い女性」が写っている写真を発見。
A子さんは夫に問い詰めるが、夫は「会社の忘年会で撮った写真だ」と言い張り、浮気を認めなかった。
A子さんはこの時点で夫が浮気をしていると確証を持つが、子供もいるので、できる限り離婚はしたくなかった。
只、最悪のケースを考えて、インターネットで離婚についての情報を集め始めた。
A子さんは離婚の交渉で、不貞行為の証拠があれば、慰謝料・財産分与・養育費・親権・監護権などの面で夫よりも有利になると考え、探偵社に夫の浮気調査を依頼することにした。
電話帳やインターネットで探偵社を探し、できる限り事務所を訪ねて、様々な探偵社で打ち合わせを行った。
そして、料金が安く誠実そうな探偵社に依頼することにした。
探偵社との調査の打ち合わせで、今までの夫の行動パターンを分析し、休日出勤の日を3日調べることにした。料金は調査目に20万・調査後に20万の計40万円。又、夫と女性の不貞行為が確認された場合は女性の身元を追加料金6万円で調べるという契約。
夫には何の素振りも見せず調査報告を待つA子さんの元に、決定的な証拠が取れたという連絡があった。
さっそく探偵社へ確認にいったところ、夫と若い女性が一緒に食事をしているところ、車でラブホテルへ入るところ、ラブホテルから出てくる様子が撮影されていた。相手の女性が夫と同じ会社に勤務する独身の女性で、女性の両親と同居している事が判明した。
A子さんは調査結果を見て、離婚も避けられないと考える様になり、離婚後の生活面での情報収集も始めた。

・離婚の申し出
そんな矢先、夫から離婚の申し出があった。「気持ちが冷めてしまったので、離婚したい。慰謝料として100万円支払うので別れてくれないか?」という内容だった。
A子さんは自分が浮気をしている事を隠している夫の要求を突っぱね、家庭裁判所に調停を申し出た。
調停に出た夫は、数々の証拠を初めて見せられて愕然とした。裁判まで徹底的に争うつもりだったA子さんの予想に反して、ほどなく離婚調停が成立した。婚姻破綻の原因は夫にあると全面的に認められた調停内容で、慰謝料250万円、財産分与300万円、子供の親権はもちろんA子さんが得て、養育費として月に5万円という内容であった。

・離婚後
以前調査してもらった探偵社のアドバイスにより、A子さんは夫の愛人にも慰謝料の請求をした。
浮気の証拠を見せられた相手は争う気も失せたようで慰謝料100万円の支払いで示談成立。
次第に養育費の振込みが遅れてきた夫だったが、裁判所からの履行勧告を見るやすぐに振り込まれた。
離婚前に調べていた会社で面接を受け、見事仕事を得たA子さんは、その後もシングルマザーとして子供と元気に暮らしている。
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・離婚前のB子さん
夫は仕事が忙しいといって1年ほど前から深夜に帰宅するようになり、以前は無かった休日出勤も増えた。
夫の浮気を疑っていたB子さんはある日夫の車から「夫と若い女性」が写っている写真を発見。
B子さんは夫に問い詰めるが、夫は「会社の忘年会で撮った写真だ」と言い張り、浮気を認めなかった。
B子さんはこの時点で夫が浮気をしていると確証を持つが、夫が一時の気の迷いで浮気をしているだろう、いつかは浮気をやめ、自分の元に戻ってきてくれるだろうと考え、夫が浮気を止めるのをただ待っているだけだった。

・離婚の申し出
そんな矢先、夫から離婚の申し出があった。「気持ちが冷めてしまったので、離婚したい。慰謝料として100万円支払うので別れてくれないか?」という内容だった。
B子さんは突然の離婚要求と自分が浮気をしている事を隠している夫の要求に、自分が今まで我慢して頑張ってきたのはなんだったのかと思い悩んだ。
B子さんは夫の浮気を責めたが、夫は浮気なんかしていないと言い張るだけだった。
もう夫とは一緒に生活していけないと決心したB子さんは離婚を決意し、夫との話し合いで、慰謝料として月5万円の計200万円、養育費月5万円の約束をし、子供の親権はB子さんという内容を取り決め、離婚届を提出した。

・離婚後
離婚後夫は部屋を出て行き、B子さんは子供との2人暮らしを始めたが、慰謝料と養育費としての支払い10万円があったのは最初の3ヶ月だけで、4ヶ月目には夫からの支払いは無かった。
夫に連絡したところ、「そんな約束はしていない、慰謝料は30万円の約束で、子供の親権・監護権を渡す代わりに養育費はいらないという約束だ。」と言われた。
B子さんは離婚後、近所のスーパーでパートとして働き、夫からの月10万円の支払いを当てにしていたので、当面の生活ができなくなってしまい、子供と一緒に実家に戻ることにした。
その後も夫に慰謝料と養育費の請求をしたが、夫は養育費を支払う約束はしていないし、慰謝料は既に支払ったという主張を繰り返すだけだった。
ようやくB子さんもインターネットで離婚に関する情報を集め始め、自分がかなり不利な状況にいることに気が付いた。
慰謝料・養育費の支払いの約束を文書で残しておくべきだった事、不貞行為の証拠があれば、夫の愛人にも慰謝料を請求できた事。
今となってはもう夫の口約束・不貞行為を証明することは出来ず。自分が間違いだらけの対応をしてしまったと。
B子さんはせめて月々の養育費と、慰謝料を支払ってもらおうと思い、家庭裁判所に調停を申し立てた。
夫との支払いの取り決めと夫の不貞行為の証拠が何も残っていないB子さんは苦労が続きそうだ。
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